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『全領域異常解決室』興玉と小夢の関係は?二人の絆と今後を考察

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夜の街ですれ違う興玉雅と雨野小夢の後ろ姿、鈴を握りしめる小夢のシーン
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結論から言うと、興玉雅(藤原竜也)と雨野小夢(広瀬アリス)は「かつて神として同じ時代を生きていた者同士」で、最終話(第10話)では小夢を守るための記憶消去=事戸渡しという切ない結末が描かれたよ。

「全領域異常解決室」を観終わって、興玉と小夢の関係って結局どういうものだったの?って気になってる人、多いんじゃないかな。

このドラマ、藤原竜也さんと広瀬アリスさんが主演で、フジテレビの水10枠で2024年10月期に全10話にわたって放送されたミステリードラマ。「日本神話に登場する神様たちが、人間として現代社会に溶け込んで生きている」っていう、かなり大胆な設定の作品なんだよね。

そのなかでも興玉と小夢というふたりの関係性は、この物語の核といっていい部分。今日はその関係を丁寧に紐解きながら、二人の今後についても、くるみなりに考察していくよ。どーんと任せて!

目次

興玉雅と雨野小夢の正体は?神様同士のつながりを解説

まず前提として、興玉雅は「全領域異常解決室(通称・全決)」の室長代理という立場。異常なまでの知識と洞察力で、警察も手に負えない“不可解な異常事件”を解決に導いていくスペシャリストとして描かれているよ。

その正体は、猿田毘古神(サルタヒコノカミ)が降り立った岩が神格化して誕生した「興玉神(おきたまのかみ)」。人から漏れ出る善意と悪意を見極める力を持つ神様なんだよね。

そして物語の中盤、興玉には第二の正体があることも判明する。それが「天石戸別神(あめのいわとのわけのかみ)」。天界と黄泉の国をつなぐ橋渡し役を担う、神々のなかでも特別な存在なんだ。

一方の雨野小夢は、もともと警視庁音楽隊カラーガード、通称「MEC(メック)」出身の警察官として全決へ出向してきた設定。物語の第7話で、彼女自身が神・天宇受売命(あめのうずめのみこと)だったことが明らかになるよ。

天宇受売命は芸能をつかさどる女神で、日本最古の踊り子とも呼ばれる存在。舞や祭祀にゆかりの深い神様として知られているんだよね。

小夢は記憶をなくした状態で全決メンバーに発見され、人間として暮らしていた。その傷を月読命(つくよみのみこと)である佃未世(石田ひかり)が治療したのも、この第7話でのことだったよ。

※画像はAIによるイメージ

記憶を失っていても、小夢自身はいろんな事件に関わるなかで「自分がただの人間ではない」ことをうっすら感じ取っていた。それも印象的なポイントだったな、と個人的には感じているよ。

なぜ小夢は記憶を失ったのか?4ヶ月前の神隠し事件が発端

ここが、興玉と小夢の関係を語るうえで一番大事なところ。

第7話で明らかになったのは、4ヶ月前、料理研究家だった大月比呂佳(大宜津比売神)がヒルコによって神隠しにあった事件がきっかけだったということ。

この神隠し事件を全決メンバーで追ううちに、興玉たちはヒルコの正体が神ではなく人間なのではと推測し始める。飛鳥時代、厳しい修行の果てに「事戸渡し」という記憶消去の術を習得した人間がいた、という伝承があったからなんだよね。

そして事件を追っていた小夢自身も、謎の襲撃を受けて大量の出血とともに倒れているところを発見される。

このとき小夢は、興玉のもうひとつの正体が「天石戸別神」であることを知っていたとされている。黒幕・直毘吉道(なおびよしみち/柿澤勇人)に記憶を読み取られてしまえば、興玉の正体もヒルコ側にバレてしまう。

そう考えた小夢は、自分の意思で「事戸渡し」を行い、神としての記憶を差し出したというのが、第7話で語られる真相なんだ。

つまり小夢は、興玉を守るために、自らの記憶を犠牲にしたということ。翌朝、何も知らないまま自室で目覚めた小夢は、神や全決についての記憶をすべて失っていたんだよね。

自分の記憶を差し出してでも守りたい相手がいるって、なかなかできることじゃないよね。このエピソードひとつだけでも、二人の間にある絆の深さがしっかり伝わってくると思う。筆者としては、行動でしか気持ちを示せない不器用さも含めて、この二人らしい愛情表現だなと感じているよ。

最終話(第10話)はどうなった?ヒルコとの決着

最終話では、謎の神・ヒルコによる「選別」が本格化。寿正(野間口徹)が開発したSNSを見続けた人間が次々と命を絶ち、東京は一夜にして大混乱に陥るという緊迫した展開が描かれたよね。

政府は全決がヒルコと深い関係にあると断定し、強制捜査に踏み切る事態にまで発展する。

興玉、芹田正彦(迫田孝也)、豊玉妃花(福本莉子)の3人は激しい戦闘の末、寿に捕らえられてしまう。寿は「私はヒルコ様に最初に選ばれた人間です」と語り、ヒルコと出会った経緯や、選ばれた人間が世界を支配するという計画の全貌を明かすんだ。

※画像はAIによるイメージ

そこへ現れたヒルコは、二宮のの子(成海璃子)に乗り移った姿だった。絶体絶命の危機を、全決局長の宇喜之民生(小日向文世)たちの救援で乗り越えた興玉は、一人で小夢の救出に向かう。

そこで待ち受けていたのは直毘吉道。しかし興玉は直毘の異変に気づき、「あなたがヒルコ、いや謎の神ヒルコを名乗っていた飛鳥時代の亡霊・役小角(えんのおづぬ)ですよね」とついに黒幕の正体を暴くんだ。

役小角は人魚の肉を食べたことで不老不死になった、いまも生き続ける人間。寿命が近づくのを感じ始めた役小角は、腐敗した人間界と神々をまとめて入れ替えようと考え、ヒルコを名乗って一連の事件を起こしていた、というのがその目的だったよ。

興玉は直毘を打ち倒し、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)が直毘を逮捕。事件は解決したかに見えたけれど、小夢が人間のまま生きていくことが確定した以上、神としての記憶を持たせておくわけにはいかない。

そして全決メンバーが見守るなか、興玉自身の手によって、小夢に「事戸渡し」が行われることになったんだよね。

自分を守るために記憶を消した相手の記憶を、今度は自分の手で消さなきゃいけない。これって本当に残酷で切ない巡り合わせだと思う。興玉の中にどれだけの葛藤があったか、想像するだけで胸が痛くなるよね。

別れの後もつながる二人。ラストシーンが示す“ふたつの伏線”

事戸渡しのあと、道ですれ違う興玉と小夢の姿が描かれる。お互いに素通りするんだけど、小夢はあの「呼び出しの鈴」をしっかりと持っていたんだよね。

事戸渡しは本来、興玉が5本の指を相手の頭に乗せることで完了する作法とされているんだけど、このラストシーンでは興玉がこっそり人差し指だけを小夢の頭から離していた、という描写があったの。

この指の動きについては、放送直後から「記憶、完全には消えていないのでは」と感じた視聴者も多かったんじゃないかな。筆者としても、かなり説得力のある見方だと感じているポイントだよ。

そしてもうひとつの意味深なシーンが、病院から抜け出す二宮のの子の姿。ヒルコが完全に消滅したのではなく、二宮に何かが受け継がれてしまったのではないかと想像させる描写になっているんだ。

この2つの伏線は、続編に向けて意図的に残された仕掛けだと見て間違いなさそうだよ。

天宇受売命の夫は誰?神話上の関係から見えた新しい視点

ここからは、コラムニストとしてのくるみの率直な見立てを書いておくね。

興玉と小夢の関係が多くの視聴者の心をつかんだ理由は、単純な「恋愛」の枠に収まらない絆の描き方にあると個人的には考えているよ。

ただ、ここでひとつ意外な事実にも触れておきたいんだよね。実は日本神話のうえでは、小夢の正体である天宇受売命の夫とされているのは、興玉ではなく猿田毘古神なの。

そしてこの猿田毘古神を演じているのが、全決のメンバーである芹田正彦(迫田孝也)。作中の設定でも、芹田と小夢は現世を除いて神だった頃から1000年間、どの人生でも婚姻関係にあったという長い付き合いが描かれているんだ。

つまり神話設定に忠実に考えるなら、小夢の“正式なパートナー”は本来、興玉ではなく芹田だということになるんだよね。

このあたりはあまり大きく取り上げられていない部分だけど、知っておくとドラマの見え方が少し変わってくると思う。興玉と小夢の関係は、神話上の夫婦関係をなぞったものというより、ドラマオリジナルの設定として積み重ねられてきた絆だと捉えるのが自然なんじゃないかな。

だからこそ余計に、興玉と小夢の間にある信頼や献身は「運命だから」ではなく、「一緒に事件と向き合ってきた時間の積み重ね」から生まれたものだと感じられて、個人的にはより胸を打たれる関係性だと思っているよ。

小夢は興玉のために記憶を差し出し、興玉は小夢の人間としての人生を守るために、自分の手で相手との思い出を断ち切る選択をした。お互いを想うがゆえに、あえて距離を選ぶという、かなり切ない関係の形だと思うんだよね。

長年ドラマや実写映画を見続けてきた立場から振り返ると、日本神話や和の伝承をモチーフにした作品では、神様同士の別れや再会、記憶をめぐるすれ違いが物語の軸になることが多いように感じている。「一緒にいることが幸せ」という単純な結末ではなく、「相手のために離れる」という選択をラストに持ってきたのは、そうした先行作品の流れとも重なる部分があるんじゃないかな、と個人的には見ているよ。

劇場版はいつ公開?興玉と小夢の今後を考察

気になるのは、この先二人の関係がどうなっていくのかという点だよね。

続編となる劇場版はすでに映画化が発表されていて、当初は2026年の公開が予定されていたんだけど、その後プロジェクトが再始動し、全2部作として2027年春に公開時期が変更されているよ。

脚本は黒岩勉さん、監督は石川淳一さん、プロデュースは成河広明さんが再集結し、完全オリジナルストーリーでドラマのその後が描かれる予定。舞台は古の京都に移り、ドラマ最終話で示された伏線を回収しながら、スケールアップした新たな戦いが展開されるとアナウンスされているんだ。

先ほど触れた「指の動きの違和感」や「二宮の逃亡」という2つの伏線に加えて、こうした続報を踏まえると、テレビドラマ最終話のラストシーンは「完全な終わり」ではなく、「次の物語への入口」として意図的に描かれた可能性が高いと、くるみは考えているよ。

小夢が持っていた鈴、そして興玉がこっそり離した指先。この二つの描写は、劇場版で二人の関係にもう一段階の展開が用意されていることを示唆しているように感じられるんだよね。

個人的には、記憶を失っていても心のどこかで興玉を想い続ける小夢と、罪悪感を抱えながらも見守り続ける興玉、という関係性が劇場版でどう動いていくのか、すごく楽しみにしているところ。

積み重ねてきた時間の分だけ、簡単には消えてしまわない絆のはずだし、続編でその絆が何らかの形で報われる展開になってほしいなというのが、一人のファンとしての率直な願いでもあるよ。

よくある質問

興玉と小夢は元々どんな関係だったの?

興玉雅は「興玉神」であり第二の正体が「天石戸別神」、雨野小夢は「天宇受売命」という、それぞれ日本神話に由来する神様同士。ドラマオリジナルの設定として、全決の仲間として長い時間を積み重ねてきた間柄として描かれているよ。

なぜ小夢は記憶を失ったの?

第7話で明らかになった通り、4ヶ月前にヒルコの正体だった直毘吉道に襲われた際、興玉の本当の正体である天石戸別神を守るために、小夢が自らの意思で「事戸渡し」を行い、記憶を消したことが語られているよ。

劇場版はいつ、どんな内容になるの?

続編となる劇場版は当初2026年公開の予定だったけれど、その後2部作プロジェクトとして再始動し、2027年春の公開に変更されているよ。舞台は古の京都に移り、ドラマの脚本・監督・プロデュース陣が再集結して完全オリジナルストーリーが展開される予定なんだ。

まとめ

興玉雅と雨野小夢は、それぞれ興玉神・天石戸別神と天宇受売命という神様同士で、全決というチームのなかで深い絆を積み重ねてきた関係だったんだよね。

第7話で明かされた通り、小夢は興玉を守るために自らの記憶を差し出し、最終話では逆に興玉自身の手で小夢の記憶を消すという、切なくも美しい結末が描かれた。

道ですれ違いながらも鈴を握りしめる小夢の姿と、興玉がこっそり離した指先には、記憶を失ってもなお消えない絆の余韻が感じられて、2027年春公開予定の劇場版での二人の再会にも大きな期待が寄せられているよ。今後の続編でこの絆がどう動いていくのか、くるみも一緒に見守っていきたいと思う。

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