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『聖者の行進』相関図まとめ!登場人物の関係性を整理

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工場の前で寄り添う知的障害を持つ青年と音楽教師の女性、少し離れた場所にたたずむ赤髪の少女
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「『聖者の行進』を観る前に、登場人物の関係をざっくり知っておきたい」という人のために、この記事では主要キャストの相関図をコンパクトに整理してお届けするよ。

結論から言うと、物語の軸は「知的障害を持つ町田永遠」「音楽教師の葉川もも」「市長の娘・土屋ありす」の三人を中心に、竹上製作所という工場で働く仲間たちと、彼らを支配する竹上一家がぶつかり合う構図だよ。

先に基本情報も押さえておくと、『聖者の行進』は1998年1月9日から3月27日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された作品だから、「何年のドラマ?」「何曜日にやってた?」と気になって検索してきた人は、まずこの一行だけ覚えておいてもらえればOKだよ。

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目次

『聖者の行進』相関図の全体像は?主要人物を3グループで整理

まず大きな地図から確認しておこう。

登場人物は大きく3つのグループに分けられるよ。

  • 町田家+学校サイド:主人公・永遠とその家族、音楽教師のもも、ヒロインのありすと父・継母
  • 竹上製作所の子供たち:廉・鈴(きょうだい)、妙子、歩、辰雄という、工場で働く知的障害を持つ若者たち
  • 竹上家+工場の大人たち:社長の光輔、妻の裕子、甥の三郎、息子の俊輔、そして現場監督の間中

脚本を手がけたのは野島伸司さんで、平均視聴率は20%を超えたと言われているんだよね。

物語は、実際に茨城県水戸市で起きた「水戸事件(水戸アカス事件)」がモデルになっている。

だからこそ、登場人物たちの関係が単なる「仲良し相関図」ではなく、支配する側とされる側という重たい力関係で描かれているのがこの作品の特徴なんだ。

個人的には、実話がベースにあるという事実だけで、この相関図の重みがまったく変わってくると思う。

フィクションとして流せない緊張感が、キャラクターそれぞれの立ち位置に染み込んでいるように感じるよ。

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主人公・永遠ともも、ありすの関係はどう繋がっている?

物語のスタート地点になるのが、永遠ともも、ありすの三角形だよ。

町田永遠(演:いしだ壱成)は生まれつき知的障害を持つ青年で、家族との生活に疲れが見え始めたことをきっかけに「竹上製作所」で働くことになる。

葉川もも(演:酒井法子)は、その工場の近くにある私立高校の音楽教師。

進学一辺倒の生徒たちから担当教科を軽んじられていることに不満を感じ、竹上製作所の知的障害を持つ工員たちに楽団指導のボランティアを始めたことで、永遠たちと深く関わるようになるんだ。

もう一人の主要人物、土屋ありす(演:広末涼子)は、そのももが勤める高校の生徒だよ。

母親を亡くし、市長である父・冬樹と、家庭に居場所を見出せずにいたありすは、河原に放置された廃バスを隠れ家にしていた。

そんなありすと永遠を結びつけたのが、河原で永遠が拾ったありすのPHS(携帯電話の前身にあたる端末)だった。

永遠は学食でありすを見かけるものの渡しそびれてしまい、ありすは自分のPHSを届けてくれたのが誰なのか分からないまま、少しずつ心を開いていく。

つまりこの三角形は、最初から両想いでスタートするわけじゃなくて、「顔を知る側」と「知らない側」のズレを抱えたまま関係が動き出す点がユニークなんだよね。

もものポジションを整理すると、「工場で働く子供たちを見守る先生」であり、同時に「ありすが通う高校の教師」でもある。

つまりもも一人が、永遠たちのグループとありすのグループをつなぐ結節点になっているのが、この相関図の大事なポイントなんだ。

個人的には、この「先生」という立場が中間にいるからこそ、視聴者は工場の理不尽さと、ありすの家庭の複雑さの両方を、もも目線で客観的に見られる構成になっていると感じるよ。

竹上製作所で働く仲間たちの相関図は?廉と鈴のきょうだい関係が鍵

続いて、永遠と一緒に工場で働く仲間たちの関係を見ていこう。

このグループの人物と立場をざっくり整理すると、こんな感じだよ。

  • 高原廉:妹を守るため軽度の知的障害を装い続ける青年
  • 高原鈴:廉の実の妹。幼い頃に施設で育つ
  • 水間妙子:軽度の知的障害を持ち、廉に片思いする少女
  • 加賀美歩:人見知りだけど心優しい男の子
  • 猪瀬辰雄:感情のコントロールが苦手だけど根は優しい青年

このグループの中で特に重要なのが、高原廉(演:安藤政信)と妹の鈴(演:松本恵)のきょうだい関係だよ。

廉と鈴は6歳のころに母親から捨てられ、施設で育った過去を持つ。

廉が妹と一緒に行動したい一心で「軽度の知的障害者のふり」をし続けてきた、という設定が物語後半の大きな軸になってくるんだ。

同じグループにいる水間妙子(演:雛形あきこ)は、軽度の知的障害を持つ少女で、廉に片思いをしている。

最初のうちは廉の気を引きたい思いから、暴行を受ける永遠を見殺しにするような一面も見せるけれど、永遠との関わりの中で本来の優しさを取り戻していくよ。

そしてこの妙子は、物語の後半で光輔から性的な虐待を受けて妊娠してしまうという、極めて重い展開の当事者にもなる。

「子供を産みたい」という妙子の意思をめぐって周囲の大人たちの思いが交錯していくところも、この作品の相関図を語るうえで欠かせないポイントなんだよね。

加賀美歩(演:渡辺慶)は人見知りが激しいけれど心優しい男の子で、猪瀬辰雄(演:小林正寛)は感情のコントロールが利かない一面がありつつも根は優しい青年。

※画像はAIによるイメージ

彼らを音楽でまとめているのが、先ほど紹介したももの楽団指導なんだよね。

工場の現場監督である間中順治(演:斉藤洋介)は、子供たちにとって「唯一の理解者」というポジションながら、医学部に通う息子のための借金を光輔に握られていることで、次第に虐待行為に加担させられていく複雑な立場に置かれる。

鈴が視力を失う原因になった出来事を悔いた間中は、自ら命を絶とうとするけれど、永遠たちに助けられて思いとどまるんだよね。

このグループの相関図で私が特に注目してほしいのは、廉と鈴の「兄が妹を守るために嘘をつき続けてきた」という関係性が、終盤の事件の引き金になっていくところ。

そしてもう一つ、間中のように「加担させられた側」がその後どう変わっていくかも見どころだと個人的には思う。

表向きの明るい仲間関係の裏に、それぞれが抱える家庭の傷が積み重なっている構造は、まさに野島伸司作品らしいなと感じるよ。

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竹上家と工場を支配する大人たちはどんな力関係にある?

次に、子供たちを支配する側の相関図を整理するよ。

こちらも先に人物と立場を一覧にしておくね。

  • 竹上光輔:竹上製作所の社長。表向きは地元の名士、裏では工員への支配者
  • 竹上裕子:光輔の妻。高慢で金銭欲・名誉欲が強い
  • 竹上三郎:光輔の甥。裕子と関係を持ってしまう
  • 竹上俊輔:光輔と裕子の息子。ありすと同じ高校の同級生

竹上光輔(演:段田安則)は竹上製作所の社長で、知的障害者を雇うことで地元の名士として扱われている人物。

ただしその実態は、障害者を雇うことで得られる助成金が目的で、工員たちに厳しい態度で接し、時には暴力も振るうという裏の顔を持っている。

光輔の妻・竹上裕子(演:水沢アキ)は美人だけれど高慢で名誉欲も金銭欲も強く、光輔の甥である竹上三郎(演:デビット伊東)と関係を持ってしまう。

三郎はボクサーを目指して挫折し、借金を抱えて光輔の工場を手伝うようになった人物で、粗野で暴力的な性格として描かれるよ。

光輔と裕子の息子・竹上俊輔(演:篠原俊晴)は、ありすと同じ私立高校に通う同級生。

両親と同じように裏表のある性格で、永遠たちを見下すような態度を見せる場面もあるんだ。

この竹上家の相関図で押さえておきたいのは、「光輔↔裕子↔三郎」という不倫関係と、「光輔→工員たち」という支配関係が、同時進行で描かれていること。

家庭内で満たされない光輔のストレスが、立場の弱い工員たちへの暴力という形で表に出てしまう構図になっているんだよね。

筆者としては、この「家庭内の歪みが、より弱い立場の人間への支配にすり替わっていく」という関係性の作り方こそが、本作が単なる悪役ものではなく、人間の業を描いた作品として今も語り継がれている理由の一つだと考えているよ。

裁判をきっかけに相関図はどう動いていく?

物語終盤、永遠の背中の傷を見たももが、弁護士の宇野淳市(演:いかりや長介)に相談したことで、事態は一気に法廷へと発展していく。

ここでの人物関係を整理すると、もも・宇野・永遠・妙子たちの「原告側」と、光輔・裕子・光輔側の弁護人という「被告側」に大きく分かれるよ。

味方が少ない状況の中、原告側を支えたのは永遠、妙子の母、そして間中の3人だけだったというのも、この作品の人間関係の厳しさを物語っているポイントだね。

裁判では、光輔の弁護人が妙子の証言の曖昧さを突いたり、妙子が「産みたい」と話したことを逆手に取って、暴行を喜んで受け入れていたかのような印象を法廷に与えようとしたりと、証言する側と崩そうとする側の攻防が描かれる。

最終的に証拠不十分・証言不明確として光輔側が勝訴し、妙子たち原告側は敗訴という結果になるけれど、これをきっかけに竹上家の関係は一気に崩れていくんだ。

裕子は光輔のもとを去り、光輔自身も地元での信用を完全に失ってしまう。

一方で、廉は光輔に脅されて三郎を殺害していたことへの罪悪感に加え、自分を捨てた母親がすでに再婚して別の家庭を築いていたことを知り、精神的に追い詰められていく。

最終回、廉は光輔に刃物で立ち向かうけれど返り討ちに遭い、重傷を負いながらも工場に放火する。

炎の中で、光輔が工場設立当時の思いや家族への複雑な感情を永遠に漏らしたのではないかと語られる場面が描かれ、永遠だけをマンホールに逃がして自らは炎から逃れず命を落とす。

この最後のやり取りの細かなセリフ回しについては資料によって伝わり方に差があるので、あくまで「そう描かれている」という受け止め方をしてもらえたらと思うよ。

廉もまた、搬送される救急車の中でももに気持ちを告白し、息を引き取ってしまう。

放火に巻き込まれた鈴は一命を取り留め、間中はその後、再建された工場の新しい社長に就任するという結末を迎えるんだよね。

加害者と被害者という単純な関係だけでは語れない、もつれた人間関係の着地点として描かれているのが印象的だよ。

放送当時の反響や注目ポイントは?

ここで少し、当時この作品がどう受け止められていたかにも触れておきたいな。

平均視聴率が20%を超えたという数字だけでも人気の高さが伝わってくるけれど、それ以上に話題になったのは、知的障害を持つ工員たちへの暴力や性的虐待といった、当時の地上波ドラマとしてはかなり踏み込んだ描写だったんだよね。

福祉や労働の現場が抱える構造的な問題を、恋愛や友情のドラマの枠に収めずに真正面から描いたことで、放送当時から賛否を含めた大きな議論を呼んだ作品だと言われている。

こうした過激ともいえる表現が含まれていることもあって、現在では地上波での再放送がしづらい作品としても知られているよ。

個人的には、この「今だからこそ再放送しにくい」という事実そのものが、当時どれだけ攻めた内容だったかを物語っていると思うな。

裏を返せば、それだけ社会に問いかける力を持った作品だったということでもあるよね。

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『聖者の行進』相関図から見えてくる考察

ここからは、これまでの相関関係を踏まえた筆者なりの見方を書いておきたいな。

まず感じるのは、この作品の相関図が「守る者と守られる者」の連鎖でできているということ。

廉は鈴を守るために嘘をつき、ももは工場の子供たちを守るために裁判を起こし、永遠は最後まで妙子や仲間を守ろうとする。

その一方で、光輔は「守るはずだった家族」に距離を置かれたことで歪んでいき、弱い立場の工員たちへの支配というかたちで自分を保とうとしてしまう。

この「守りたい気持ちのねじれ方」の違いが、登場人物ごとの立ち位置を決定づけていると個人的には考えているよ。

もう一つ注目したいのは、実の家族(町田家・高原きょうだいの実母・竹上家)と、疑似家族的な工場のつながりが、常に対比されて描かれている点。

血のつながりがあっても機能しない家族関係と、血のつながりがなくても支え合える工場の仲間関係が交差することで、この相関図全体に厚みが出ていると感じるんだ。

ここで少し視野を広げると、脚本を手がけた野島伸司さんは『高校教師』や『人間・失格』『未成年』など、社会のタブーに切り込む作品を数多く手がけてきた人なんだよね。

『聖者の行進』もその系譜にある一作で、「弱い立場の人間を、家族や社会がどう扱ってしまうのか」というテーマが、形を変えながら繰り返し描かれているように筆者としては感じるよ。

だからこそ、この作品単体で完結する物語というより、野島作品全体に流れる「善意と暴力の紙一重さ」というモチーフの一つとして観ると、また違った深みが見えてくると思う。

そしてあまり語られないけれど、私が今回いちばん印象に残ったのは間中順治というキャラクターの立ち位置だよ。

加担させられる弱さと、命を懸けて誰かを守ろうとする強さの両方を持ち合わせていて、最終的に再建された工場を託される展開は、この物語が「悪意の連鎖」だけで終わらない救いを用意していた証拠だと個人的には受け取っているんだ。

これから初めて視聴する人は、単に「誰が誰を好き」という関係だけでなく、「誰が誰を守ろうとしているか」という視点で相関図を追いかけてみると、より物語に没入しやすくなると思うよ。

※画像はAIによるイメージ

まとめ

『聖者の行進』は1998年1月から3月にかけてTBS系金曜ドラマ枠で放送された、野島伸司さん脚本の作品だよ。

相関図は大きく分けると「永遠・もも・ありす」を中心とする学校サイド、「廉・鈴・妙子・歩・辰雄」たちの竹上製作所の子供たちグループ、「光輔・裕子・三郎・俊輔」の竹上家という3つのグループで構成されているよ。

これらのグループが、もも・宇野・間中といった橋渡し役を通してぶつかり合い、最終的には裁判と放火事件という形で関係性が大きく動いていくのがこの作品の骨組みなんだ。

登場人物が多く感じられるかもしれないけれど、「誰と誰が家族か」「誰が誰を守っているか」の2軸で整理すれば、ぐっと頭に入りやすくなるはずだよ。

よくある質問

『聖者の行進』の主人公と関係が深いのは誰?

主人公・町田永遠と特に関係が深いのは、音楽教師の葉川もも、そしてヒロインの土屋ありすの二人だよ。

ももは永遠の理解者として工場の問題に立ち向かい、ありすは拾ったPHSをきっかけに永遠と心を通わせていく。

竹上光輔と工場の子供たちはどういう関係?

竹上光輔は竹上製作所の社長で、助成金目当てで知的障害を持つ廉・鈴・妙子・歩・辰雄たちを雇用している。

表向きは福祉的な取り組みに見えるけれど、実際には工員たちに不当な労働や暴力、性的な虐待を行う支配的な関係にあるよ。

高原廉と鈴はどんな関係にある兄妹?

廉と鈴は幼いころに母親から捨てられ、施設で一緒に育ったきょうだいだよ。

廉は妹と離れずにいたい一心で軽度の知的障害を装い続けてきたという背景があり、この兄妹関係が物語終盤の展開に大きく関わってくるんだ。

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