『VIVANT』のドラムがかわいい理由は、豊かな表情、林原めぐみさんの声、元力士とのギャップ、有能さ、緊迫した物語を和らげる存在感の5つだよ。
しかも、ただの癒やし役ではなく、阿部寛さん演じる公安・野崎守を実務面でも支える頼れる相棒。この「かわいいのに仕事ができる」という二面性こそ、ドラムが長く愛される大きな理由なんだ。
VIVANTのドラムがかわいい理由は?5つの魅力を先に整理
『VIVANT』のドラムは、2023年7月16日から9月17日まで放送された第1シーズンで注目を集めたキャラクターだよ。
富栄ドラムさんが演じ、警視庁公安部の野崎守と行動を共にする協力者として登場する。
最大の特徴は、日本語を理解できるものの、自分では話さないこと。
第1シーズンでは肉声によるセリフがなく、意思を伝えるときにはスマートフォンの翻訳アプリを使用。その音声を林原めぐみさんが担当したんだ。
ドラムが「かわいい」と感じられる理由を整理すると、次の5つになるよ。
- 理由①:セリフなしでも気持ちが分かる豊かな表情
- 理由②:林原めぐみさんの明るい声とのギャップ
- 理由③:元力士の体格と柔らかな笑顔の意外性
- 理由④:見た目だけでなく仕事もできる有能さ
- 理由⑤:シリアスな『VIVANT』に息抜きを作る存在感
この魅力は単なる印象論だけではないんだ。
富栄ドラムさんは『VIVANT』で、第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の「ザテレビジョン賞」を受賞している。
そこで評価されたのも、愛らしいフォルムやかわいらしい笑顔と林原めぐみさんの声との相性、さらに野崎や乃木を支える「有能な相棒」としての存在感だった。
つまりドラム人気のポイントは、見た目だけにあるわけじゃない。
かわいい、面白い、強そう、頼れる。
普通なら別々のキャラクターに振り分けられそうな魅力が、一人の中に同居しているんだよね。
では、なぜその組み合わせが『VIVANT』ではこんなに強く効いたのか。5つに分けて見ていこう。
理由① VIVANTのドラムは話さないのに表情がかわいい
ドラムのかわいさで、まず注目したいのが表情の分かりやすさだよ。
第1シーズンでは、自分の肉声でセリフを話さない。
普通のドラマなら、俳優は声の大きさや話し方でも「喜んでいる」「焦っている」「怒っている」と伝えられるよね。
でもドラムは、それを使えない。
そこで目、眉、口元、首の動き、スマートフォンを差し出す仕草など、身体全体がセリフの代わりになっているんだ。
富栄ドラムさん自身も、役を演じる際には、目を大きく開き、口角を上げた朗らかな表情を意識しながら、気持ちで芝居をすることを心がけていたと振り返っている。
これはドラムの演技を見るうえで、かなり重要なポイントだと思う。
もし無口な人物を無表情で演じれば、「怖い人」「考えていることが読めない人」に見えやすいよね。
ところがドラムは逆。
しゃべらないのに、感情がものすごく見える。
野崎に何かを頼まれたときの「任せて」と言いたそうな表情、予想外の出来事に遭遇したときの目の動き、相手を心配するときの柔らかな顔。
肉声がないからこそ、視聴者は自然とドラムの顔を見るようになるんだ。
私は映像作品を見るとき、「音を消してもその人物の感情が伝わるか」を演技を見る一つの基準にしているんだけど、ドラムはまさに強いタイプ。
セリフが少ないことで情報が減るのではなく、表情を読む楽しみが増えているんだよね。
そして、この演技は役者本人だけの判断で偶然生まれたものでもない。
福澤克雄監督からは、暗い内容もある『VIVANT』の中で、ドラムによって視聴者を明るい気持ちにしたいという狙いが伝えられていた。
そのため、かわいい笑顔だけでなく、運動神経を生かした動きや、おいしそうに食べる姿なども求められていたんだ。
つまりドラムの笑顔は、単なる「愛嬌」ではない。
作品全体の重さを調整するための演技でもある。
ここを知ると、「なんとなくかわいいキャラ」ではなく、かなり考えて作られた人物だと分かってくるよ。

理由② 林原めぐみさんの声とのギャップがドラムを忘れられなくする
ドラムの印象を決定づけた仕掛けが、翻訳アプリから流れる林原めぐみさんの声だよ。
富栄ドラムさん本人は話さず、スマートフォンを操作すると明るい女性音声が聞こえてくる。
初めて見たとき、
「その声なんだ!」
と驚いた人も多いんじゃないかな。
富栄ドラムさんは元大相撲力士で、がっしりした体格をしている。
見た目だけなら、低く力強い声を想像する人もいるよね。
ところが実際には本人の肉声ではなく、林原めぐみさんの軽やかで親しみやすい声が流れる。
この予想とのズレが、ドラムのかわいさを一気に強くしているんだ。
映像のキャラクターは、視聴者の予想を少し裏切ると記憶に残りやすくなる。
ドラムの場合は、
**大柄で強そう
→ でも話さない
→ スマホで意思表示する
→ 明るい女性音声が流れる
→ 本人は満面の笑顔**
と、短時間で印象が何度も更新されるんだよね。
しかも、この声と身体は回を重ねるほど違和感がなくなっていく。
富栄ドラムさん自身も、翻訳アプリの声のイメージに合うよう、朗らかな表情を意識していた。
つまり「映像は富栄ドラムさん、声は林原めぐみさん」と別々に存在するのではなく、二人で一人のドラムというキャラクターを完成させているわけだ。
ここがとても面白い。
最初は声とのギャップで笑う。
数話見ると「この声じゃないとドラムじゃない」と感じ始める。
ギャップだったものが、いつの間にかキャラクターの個性そのものへ変わっていくんだ。
第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞のザテレビジョン賞でも、富栄ドラムさんの愛らしい姿と笑顔、林原めぐみさんの声がマッチしていることが人気の要素として評価された。
だから「ドラムの声までかわいい」と感じるのは、まさにこのキャラクターの核心を突いていると思うよ。
理由③ 富栄ドラムが元力士だから「強そうなのにかわいい」が成立する
ドラム役の富栄ドラムさんは、俳優になる前に大相撲の世界で長く活動していた元力士だよ。
本名は冨田龍太郎さん。
1992年4月11日生まれ、兵庫県神戸市北区出身で、伊勢ヶ濱部屋に所属していた。
2008年3月場所で初土俵を踏み、最高位は幕下6枚目。2021年3月場所を最後に現役を引退している。
生涯成績は258勝245敗29休、在位77場所。
13年にわたり勝負の世界で培ってきた身体と運動能力が、ドラム役にも生かされているんだ。
ここで面白いのが、力士としての経歴と「かわいさ」が別々の魅力になっていないこと。
むしろ、元力士だからこそドラムのかわいさが強く見えるんだよね。
大きな身体。
力強そうな腕。
危険な状況でも動けそうな安心感。
そこへ、目を大きく開いた笑顔が乗る。
このコントラストが強い。
もし最初から「かわいい雰囲気」の人物だったら、同じ笑顔でもここまで印象には残らなかったかもしれない。
強そうな人が優しく笑うから、余計にかわいい。
これは富栄ドラムさん自身の経歴と身体性があってこそ成立する魅力だと思う。
しかも元力士というバックグラウンドは、見た目だけではなく「有能な相棒」という役柄にも説得力を与えている。
制作時にも、富栄ドラムさんの運動神経を生かした動きが求められていた。
だからドラムには、
「元力士なのにかわいい」
だけではなく、
「元力士だから頼もしさが自然に見え、その人物が笑うからかわいい」
という二重の効果があるんだ。
これはキャスティングの面白さが、そのままキャラクターの魅力につながった好例だと私は感じるよ。
ちなみに富栄ドラムさんは、『VIVANT』の役名である「ドラム」を現在の芸名に取り入れている。
力士時代から使っていた「富栄」と、俳優として大きな転機になった役名「ドラム」。
俳優名を聞けばキャラクターを思い出し、キャラクターを見れば俳優本人を思い出すほど、役と本人のイメージが強く結びついているんだよね。
理由④ VIVANTのドラムは「かわいいだけじゃなく有能」だから人気になった
ドラム人気を一過性のものにしなかった最大のポイントは、私は実際に仕事ができることだと思っている。
第1シーズンのドラムは、物語の横で笑顔を見せているだけのマスコットではない。
野崎の協力者として、乃木憂助、野崎守、柚木薫たちが危機を乗り越えるために動いている。
第1話から、その有能さはかなり分かりやすい。
バルカ警察に拘束された乃木、野崎、薫が車両で連行される場面では、運転席にいたのが野崎の仲間であるドラム。
ここで一行の逃走を助け、初登場早々「この人、ただ者じゃない」と分からせるんだ。
その後も、逃亡中に必要な物資を手配したり、ジャミーンのために薬を確保したりと、野崎から頼まれたことを次々とこなしていく。
この具体的な働きがあるから、「有能な相棒」という評価に説得力が出るんだよね。
『VIVANT』は、誤送金事件を入口に、公安、別班、テントなど複数の勢力と思惑が絡んでいく物語。
登場人物が誰を信頼しているのか、一つの判断が次の展開にどうつながるのかを追うだけでも頭を使う。
そんな世界でドラムは、必要なときに必要な仕事をする。
だから笑顔がかわいくても、物語から浮かないんだ。
むしろ視聴者には、
「ドラムがいるなら何とかなるかもしれない」
という安心感まで生まれてくる。
ここが、ただの「かわいい脇役」との大きな違いだと思うよ。
私はドラムの好感度が、3段階で積み上がるように作られていると感じている。
最初は表情で気になる。
次に林原めぐみさんの声とのギャップで覚える。
そして物語を見続けるうちに、仕事のできる人物だと知って好きになる。
入口はかわいさだけれど、人気を支えているのは能力や人柄。
第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞のザテレビジョン賞で、「愛らしい笑顔」と同時に「有能な相棒」として評価されたのは象徴的だよね。
「かわいい」と「頼れる」が別々ではなく、一人の中で成立している。
だからドラムが真剣に仕事をするほど、キャラクターへの好感も増していくんだ。

理由⑤ ドラムのかわいさはVIVANTの緊張をやわらげる「休符」になっている
ドラムが『VIVANT』という作品そのものに欠かせない理由は、物語に緩急を作っていることだよ。
『VIVANT』は緊張感の高いドラマ。
追跡、潜入、組織同士の駆け引き、裏切り、正体をめぐる疑惑などが次々と起こる。
視聴者も「この人は本当に味方?」「さっきの行動にはどんな意味がある?」と考え続けることになるよね。
そんな張り詰めた物語の途中に、ドラムの笑顔や翻訳アプリとのやり取りが入る。
すると空気がほんの少し柔らかくなる。
私は映像構成の視点から見ると、ドラムは『VIVANT』という激しい楽曲の中に置かれた休符のような人物だと思っている。
音楽って、大きな音を鳴らし続けても盛り上がらないんだよね。
一瞬静かになるから、次に鳴る音が強く感じられる。
ドラマも同じ。
緊迫した展開だけを延々と続ければ、視聴者はその刺激に慣れてしまう。
途中に少し笑える瞬間や安心できる人物を置くことで、次の危機が再び強く感じられるんだ。
しかもドラムは、「笑わせるためだけにふざける人物」ではない。
本人はずっと真剣に仕事をしている。
真剣に動いているのに表情がかわいい。
危機を救っているのに翻訳アプリから愛らしい声が聞こえる。
シリアスな世界のルールを壊さずに、空気だけを柔らかくできる。
ここがかなり重要なんだ。
コメディー担当を強く出しすぎると、緊迫した作品では「この人だけ別のドラマにいるみたい」と感じることもあるよね。
ドラムは違う。
任務にはきちんと参加しているし、野崎の相棒として実際に役に立っている。
だから作品世界から浮かない。
この「物語の中では重要人物、視聴者にとっては息抜き」という二つの役割を同時にこなしていることが、ドラムの強さだと私は考えているよ。
VIVANTドラム人気は2026年も続く!第2シーズンとオリジンストーリーへ
ドラムが2023年だけの人気キャラクターではなかったことは、2026年の展開を見ても分かるよ。
『VIVANT』第2シーズンは2026年7月26日にスタート。
日曜劇場としては異例となる2クールで放送され、富栄ドラムさんもドラム役として出演している。林原めぐみさんも引き続き声の出演として参加しているよ。
さらに2026年7月12日からは、ドラムを主人公にした完全オリジナルストーリー『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』も全4エピソードで展開された。
これはキャラクター人気を考えるうえで、かなり大きな出来事だと思う。
第1シーズンでは、ドラムは野崎を支える協力者として登場した人物。
そのキャラクターだけを掘り下げる別作品が作られたということは、「かわいい脇役」という役割を超え、『VIVANT』の世界を広げられる人物になったということだからだ。
私はここに、ドラムが他の「癒やし系キャラクター」と違う理由が見えると思っている。
癒やしだけを目的に作られたキャラクターの場合、人気が出ても、その人物単独で過去を描こうとすると物語の材料が足りなくなることがある。
でもドラムには、最初から能力、人間関係、忠誠心、過去を想像させる余白があった。
だから「この人はなぜ野崎をそこまで信頼しているんだろう」「今のドラムになるまで何があったんだろう」という次の興味につながる。
かわいいから目に留まる。
有能だから好きになる。
背景を知りたくなる。
この流れまで作れたことが、ドラムというキャラクターの強さなんだよね。
第2シーズンやオリジンストーリーまで展開できたのも、私はこの「見た目だけでは説明し切れない余白」があったからだと考えている。
VIVANTのドラムが長く愛される本当の理由を考察
ここからは私なりの考察だよ。
ドラムが他の「かわいい脇役」と違う最大のポイントは、かわいさが物語上の役割と矛盾していないことだと思う。
大柄な元力士。
高い身体能力。
野崎を支える実務能力。
一方では、満面の笑顔。
林原めぐみさんの明るい音声。
表情だけでも伝わる愛嬌。
これだけ見ると、反対方向の特徴がたくさん入っているよね。
でも実際に画面を見ると不思議とバラバラに感じない。
なぜなら、ドラムの根っこにあるのが「仲間のために一生懸命動く人」だからだと思う。
危険なときには動く。
頼まれたことには応える。
相手を心配する。
うまくいけばうれしそうにする。
だから有能さと笑顔が、同じ人間性から出ているように見えるんだ。
そしてもう一つ重要なのが、肉声で話さないこと。
普通ならセリフは、キャラクターの性格を説明するための大切な材料だよね。
でもドラムは、自分の肉声を使わない。
そのぶん視聴者は、
「今、うれしそう」
「ちょっと心配しているな」
「これは誇らしそう」
と、表情から感情を読み取ることになる。
この視聴者が少しだけ参加できる余白が、愛着につながっているんじゃないかな。
全部をセリフで説明されるより、自分で表情を読み取った人物のほうが身近に感じることってあるんだよね。
しかもドラムは、無口だからといって心理的に遠くならない。
笑顔があるから安心できる。
しゃべらないから想像できる。でも表情が豊かだから近く感じる。
この距離感が絶妙なんだ。
個人的にドラム最大の魅力を一言で表すなら、
「守ってくれそうなのに、見ているこちらまで笑顔にしてくれる人」
だと思っているよ。
かわいいだけなら癒やし役。
強いだけなら頼れる相棒。
ドラムはその両方を持っている。
だからシリアスな『VIVANT』の世界でも浮かず、それどころか物語に必要な人物として成立したんじゃないかな。
VIVANTのドラムがかわいい理由まとめ
『VIVANT』のドラムがかわいいと人気なのは、単純に愛らしい顔をしているからではないよ。
理由は大きく5つ。
豊かな表情、林原めぐみさんの声とのギャップ、元力士という経歴との意外性、有能な相棒としての頼もしさ、そして緊迫した物語をやわらげる存在感だ。
特に重要なのは、「かわいい」と「頼れる」が同時に成立していること。
第1話から野崎たちの逃走を助け、その後も必要な物資や薬を用意するなど、ドラムは物語の中で実際に役割を果たしている。
その一方で、本人は肉声を使わず、明るい翻訳アプリの音声と豊かな表情で視聴者を和ませる。
第1シーズンでは、第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞のザテレビジョン賞を受賞。
そして2026年には第2シーズンにも登場し、全4エピソードの『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』まで作られた。
ここまで展開が広がったことを考えると、ドラムはもう「VIVANTに出てくるかわいい人」だけでは説明し切れない存在だよね。
『VIVANT』を見返すときは、乃木や野崎のセリフだけでなく、ぜひドラムの目線や口元にも注目してみて。
言葉のない瞬間ほど、「この人、やっぱりかわいいな」と感じる理由が見つかると思うよ。
よくある質問
VIVANTのドラム役は誰?
ドラムを演じているのは富栄ドラムさんだよ。
本名は冨田龍太郎さん。1992年4月11日生まれ、兵庫県神戸市北区出身の元大相撲力士で、伊勢ヶ濱部屋に所属していた。
2008年3月場所で初土俵を踏み、最高位は幕下6枚目。2021年3月場所を最後に引退し、その後俳優として活動している。
VIVANTのドラムのかわいい声は誰?
ドラムがスマートフォンの翻訳アプリを通して使う音声を担当しているのは、林原めぐみさんだよ。
富栄ドラムさんの大柄で力強い印象と、明るく親しみやすい声とのギャップが特徴。
富栄ドラムさん自身も、その声のイメージに合わせて目を大きく開き、口角を上げた朗らかな表情を意識して演じている。
ドラムは2026年のVIVANT第2シーズンにも登場する?
登場しているよ。
2026年7月26日スタートの『VIVANT』第2シーズンにも富栄ドラムさんが出演し、林原めぐみさんも声の出演として参加している。
さらに2026年7月12日からは、ドラムの過去を描く全4エピソードの『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』も展開された。
かわいいから気になり、頼れるから好きになり、過去まで知りたくなる。
この魅力が一段ずつ積み重なっていくことこそ、ドラムが『VIVANT』で愛され続ける一番の秘密なのかもしれないね。
